Last Updated 2018-06-22

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2013年12月





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2013年12月20日発売

リスト:巡礼の年・第2年<イタリア>・全曲 / 追補:ヴェネツアとナポリ・全曲
根本英亮

DPIC-0002 JAN:4562353370064  国内定価2000円





古都に息衝く風景と芸術、恋することの苦しみと悲しみ、愛し合い寄り添うことの喜びを音楽で綴った巡礼の年・第2年。舞台は作曲者リスト自身が愛する人と旅したイタリア。演奏は日本で活発な演奏活動を続ける新進気鋭の若手パフォーマー、根本英亮が本シリーズの第2年を担当。ファン待望のファーストアルバム!

プログラム

1: 婚礼 (7’45’’)
2: 物思いに沈む人 (3’43’’)
3: サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ (2’50’’)
4: ペトラルカのソネット 第47番 (5’45’’)
5: ペトラルカのソネット 第104番 (6’18’’)
6: ペトラルカのソネット 第123番 (6’39’’)
7: ダンテを読んで〜ソナタ風幻想曲 (15’49’’)
8: ゴンドラを漕ぐ女:補遺「ヴェネツィアとナポリ」より (5’09’’)
9: カンツォーネ:補遺「ヴェネツィアとナポリ」より (3’20’’)
10: タランテラ:補遺「ヴェネツィアとナポリ」より (9’14’’)

試聴はこちらから御試聴頂けます





PV



リリースノート  ディーピック・エンタテイメント 制作統括プロデューサー 鈴木俊行



 フランツ・リストの生誕200年に併せて日本の若手実力派のアーティストを3人フィーチャーして、「巡礼の年報」の3つのシリーズを完成させよう、と企画したのが2010年の春。その後は2011年3月に日本を襲った大規模な震災を当社のスタジオも被災するなど、様々な出来事を経て、予定より2年近く遅れてようやくこのシリーズを完結することが出来た。発売されてみれば、軒並み海外(特に欧州)ではこの曲の新しい音源が不足している関係もあって、ラジオやオンラインの放送などで積極的に取り上げてもらえたことや、日本の小説家の新作小説に、このプログラムが登場して話題となるなど、思いがけないところで一連のCDを話題にしてもらえるという幸運に恵まれた。


 そしてこの旅のきっかけを与えてくれたのが、このCDのアーティストである根本英亮だ。偶然にも彼のレパートリーからこのシリーズの収録が企画されたわけだが、きっかけを与えてくれた彼のCDが一番最後のリリースとなってしまった。彼自身も、そして彼のリリースを待ち続けて来たファンのみんなに、遅れてしまったことをお詫びしたい。ただ、待たせた分、シリーズ完結となるリリースに相応しい出来となったので、皆に楽しんでもらえればと思う。一連のプログラムは、フランツ・リスト自身が実際に旅したものから精神世界の空想まで、「人の旅」をテーマにした作品である。これからの時代を担う若手アーティストのパフォーマンスでこの旅路を描くことができたということ、東の果てにある小国の、小さなレコードレーベルの奮闘から生まれたこのCDが、国境を越えて世界を旅したということは、プロデューサーとして「至福の旅」であり、僕らの旅は、まだまだ終わらないのである。